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福岡で鍼灸院開業|準備・資格・開業資金
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鍼灸院の開業をお考えの方へ
福岡で鍼灸院を開業するまでの準備・資格・開業資金の目安等、ポイントをまとめています。
鍼灸施術を行うには、はり師・きゅう師という国家資格の取得が必要です。
また、鍼灸院を開設する際には保健所に対して施術所開設届出書の提出が必要になります。
施術所を開設する為の構造設備基準もありますので事前に確認を行いましょう。
鍼灸院(鍼灸治療)の保険適用
鍼灸治療は、医師の診察を受けて同意書にサインをもらわないと保険が使えません。
また、健康保険が適用できる施術内容も決まっていますので参考にご確認ください。
鍼灸院で健康保険が適用できる施術
- 神経痛(坐骨神経痛など)
- リウマチ
- 腰痛症
- 五十肩
- 頸腕症候群
- 頸椎捻挫後遺症(むち打ち症等の後遺症)
- その他これらに類似する疾患(腱鞘炎、膝関節痛等)
保険手続きの手順(患者さん)
- 施術を受ける予定の鍼灸院に問い合わせる。
- 鍼灸院から「同意書」を取得する。
- 受診している病院等に「同意書」を記入してもらう。
- 同意書と保険証を持参して鍼灸院で治療を行う。
※病院等で同意書と同じ病名で治療を受けている場合は、そちらが優先されますので健康保険の適用は出来ません。
鍼灸院 開業許可(保健所)
鍼灸院を開業するには、保健所に対して施術所開設届出書の提出が必要です。
福岡県の場合、施術所の構造設備基準は次の通りです。
施術所の構造設備基準
- 6.6平方メートル以上の専用の施術室を有すること。
- 3.3平方メートル以上の待合室を有すること。
- 施術室は室面積の7分の1以上に相当する部分を外気に解放し得ること。
- 施術に用いる器具、手指等の消毒設備を有すること。
※ただし、これに代わるべき適当な換気装置があるときはこの限りではない。
衛生上必要な措置
- 常に清潔に保つこと。
- 採光、照明及び換気を充分にすること。
添付書類及び提示書類
- 添付書類
- 開設者が法人であるときはその定款又は寄附行為(登記事項証明書でも可)
- 業務に従事する施術者の資格免許証の写し
- 敷地の見取図並びに敷地及び建物の平面図
- 提示する書類
- 開設者が資格者であるときは本人確認書類(運転免許証等)の原本
- 業務に従事する施術者の資格免許証及び本人確認書類(運転免許証等)の原本
※福岡市で開設予定の方は、福岡市「施術所開設届」を参考にしてください。
鍼灸院の開業届出書類
鍼灸院を開業する場合、保健所へ届け出が必要ですが税務署等へ開業届の提出も必要です。
下記のページでは「開業書類を無料で簡単に作成する方法」をご紹介しています。
鍼灸院開業 開業資金の目安
鍼灸院を開業する際の開業資金の目安を参考にご紹介します。
開業資金は、出店方法(立地)・鍼灸院の広さ・内装工事等の諸条件によって変動します。
こちらでは、開業資金の主な支出項目をご紹介しますので総額費用は各々でご算出ください。
物件の賃貸費用
店舗物件を借りる場合、保証金・敷金・礼金・仲介手数料などの諸費用が必要です。
福岡県の例では、立地で違いますが賃貸料の4~7か月分というケースが多いようです。
内装工事費用
鍼灸院の内装工事費用は、施工面積・設備内容・工事範囲等によって大きく変動します。
その前提で一般的な相場としては、1坪あたり20万円前後が工事費の目安になります。
内装工事の内容としては、待合室・施術室等の造作工事が中心になります。
内装工事費は、鍼灸院の開業資金全体の中でも大きなウェイトを占めます。
内装工事業者と相談しながら、予算内に収まるように工事を進めましょう。
鍼灸院の内装工事は下記のページを参考にしてください。
什器・備品費など
鍼灸院を開業・運営する際に必要な備品類を準備します。
例えば、施術用ベット・施術者用チェア・待合室用の什器類・パソコン・電話などです。
広告宣伝費など
新規オープンの広告は、告知する絶好の機会ですので積極的に発信しましょう。
<主な販促・広告方法>
- チラシ広告
- 集客サイト
- 雑誌・フリーペーパー・新聞
- 自店ホームページ
- SNS広告・ブログ
- 看板
上記の中から、複数の販促・広告手段を選び集客に繋げましょう。
運転資金
店舗賃貸料(数か月分)や光熱費・人件費・生活費などを想定して準備しましょう。
※以上が、鍼灸院を開業する際の開業資金の目安(項目)になります。
鍼灸院を新規に開業される方は、ゆとりを持った資金計画を立てましょう。
鍼灸院を開業するまでの準備
鍼灸院を開業するまでに必要な準備と手順(案)を参考にご紹介します。
開店までのスケジュールが見えてないと、開業資金の増加や開業日の遅れにもつながります。
開店予定日から逆算して計画を立ててスケジュールに沿って準備を進めましょう。
手順(1)資格や技術を習得する
鍼灸院開業に向けて、国家資格を取得して技術や知識を習得しましょう。
手順(2)出店方法及び立地検討
市場調査を行い出店方法と立地を検討します。
主な出店方法は次の通りです。
- 自宅兼店舗で鍼灸院を開業
- 店舗を借りて鍼灸院を開業
- 他業態の施設内で鍼灸院を開業
自宅兼店舗で開業する場合、賃貸料が不要なので開業資金を抑えることができます。
しかし、自宅だと集客に悩むことが多いので開業前に固定客がいる方に向いています。
また、マンションの場合は用途制限等で看板が出せないこともありますので確認しましょう。
手順(3)事業計画書の作成
事業計画書とは、開業の目的・資金計画・収支計画等を記載した経営計画書のことです。
開業時に融資を受ける方は、事業計画書の提出を求められますので作成しましょう。
自己資金で開業予定の方も、経営の指針になりますので事業計画書を作成しましょう。
手順(4)資金計画及び資金準備
鍼灸院を開業する為の資金計画を立てて資金を準備します。
自己資金で不足する分は、融資を受ける等の調達方法を検討します。
<資金調達方法(参考)>
- 日本政策金融公庫の融資を受ける。
- 自治体の融資制度を活用する。
- 補助金や助成金を活用する。
- 出資を受ける。
地域や業種にこだわらず、幅広い融資を行っています。
福岡県や各市町村等の自治体が融資支援をするものです。
原則「返済不要」ですので、活用できるか確認しましょう。
会社等の法人の形態であれば出資を受ける方法もあります。
※以上が、鍼灸院 開業資金の主な調達方法です。
融資に必要な書式などは、各金融機関や自治体にあります。
その書類を事前に取得して計画に必要な内容を把握しておくことが大切です。
手順(5)出店場所の決定
市場調査や出店方法の検討結果を元に出店場所を決定します。
賃貸の場合は、物件を契約する前に周辺の坪当たりの家賃相場もチェックしましょう。
手順(6)内装工事業者を決める
鍼灸院の内装には、構造設備基準を満たした上で清潔で静かな環境が求められます。
内装工事の内容としては、待合室・施術等の区割りがメインの工事になります。
鍼灸院の内装工事は下記のページを参考にしてください。
手順(8)販促・広告
開業日が近づいてきたら、集客に向けて販促・広告の準備を行います。
オープン広告は、告知する絶好の機会ですので予算を組んで積極的に発信しましょう。
手順(9)鍼灸院オープン
オープン後にスムーズに運営できるようにシミュレーションを行いましょう。
可能であれば、友人・知人・関係者の方をご招待してプレオープンを行いましょう。
※ラクスルノベルティでは、オープン記念のオリジナルグッズをネットで簡単に格安で作れます。ご活用ください。
※以上が、鍼灸院を開業するまでに必要な準備と手順です。
オープンまでのスケジュールを明確にして開業までの準備を進めましょう。
「鍼灸院開業」まとめ
以上が、鍼灸院を開業するまでの準備・資格・開業資金の目安等のポイントです。
鍼灸院を開業するには、保健所に対して施術所開設届出書の提出が必要です。
施術所を開設する為の構造設備基準もありますので管轄の保健所に事前に確認しましょう。