福岡でレストラン開業|手順・営業許可・資金

レストラン開業 福岡
この記事は約10分で読めます。

<景品表示法に基づく表記>本ページの一部に広告を掲載しています。

福岡でレストランの開業をお考えの方へ

レストランを開業するまでの手順や営業許可・開業資金の目安等、ポイントをまとめています。

レストランは、正式にはフランス料理店のことで格式や形態によって分類されています。

例えば、ブラッスリ-・ビストロ・レストラン・グランメゾンなどです。

こちらでは、便宜的に洋食店全般をレストランとして開業関連の情報をご紹介します。

レストランの開業に必要な営業許可・資格

福岡でレストランを開業するには、営業形態で違いますが次の営業許可・資格が必要です。

食品衛生責任者

飲食物を提供する店舗には必ず「食品衛生責任者」が1店舗に1人必要です。

福岡県で実施している食品衛生責任者養成講習会を受講すれば取得できます。

福岡県内での講習会の日程等は、下記の食品衛生協会のページでご確認ください。

福岡市食品衛生協会(福岡市)

北九州市食品衛生協会(北九州市)

福岡県食品衛生協会(福岡市・北九州市以外の市町村)

下記の資格保有者は、食品衛生責任者養成講習会の受講が免除になります。

  • 栄養士
  • 調理師
  • 製菓衛生師
  • 食鳥処理衛生管理者
  • 船舶料理士
  • 食品衛生管理者

飲食店営業許可

レストランを開業するには、飲食店営業許可の申請が必要になります。

営業開始前に店の所在地を管轄する保健所へ「飲食店営業許可申請」を行います。

管轄の保健所に申請後、立合い検査の後に合格した店舗に飲食店営業が許可されます。

許可の基準は地域で違いますので、工事着工前に保健所に図面を持って相談しましょう。

<飲食店営業許可申請書類例>

  • 営業許可申請書
  • 設備の大要・配置図
  • 食品衛生責任者資格証明書(事前に講習会受講のこと)
  • 申請手数料

詳しくは「飲食店営業許可基準」をご確認ください。

福岡県内の各管轄保健所はこちら


消防署への届け出(該当する店舗)

レストランの面積や収容人員によっては、管轄の消防署へ「防火対象物使用開始届出書」の提出が必要な場合があります。

届け出の必要性の有無は、管轄の消防署か内装工事業者へ確認しましょう。

また、「防火管理者」の選任が必要な場合は防火管理講習を受講します。

福岡県内の防火管理講習は管轄の消防署か消防設備安全協会でご確認ください。

一般財団法人 福岡県消防設備安全協会


(参考)警察署への届け出

深夜0時以降アルコールを提供する場合は、警察署へ「深夜酒類提供飲食店営業開始届出書」が必要です。

深夜酒類提供飲食店営業 福岡|開始届の必要書類

※以上が、福岡でレストランを開業する際に必要な営業許可・資格です。

開店予定日に間に合うように計画を立て、スケジュールに沿って準備を進めましょう。

レストランの開業届出書類

レストランを開業する場合、保健所へ届け出が必要ですが税務署等へ開業届の提出も必要です。

下記のページでは「開業書類を無料で簡単に作成する方法」をご紹介しています。

開業届を無料で簡単に作成する方法とは?

レストラン開業 開業資金の目安(福岡)

福岡でレストランを開業する際の開業資金の目安を参考にご紹介します。

開業資金は、レストランの広さ・内装設備・立地条件等の諸条件によって変動します。

こちらでは、開業資金の主な支出項目をご紹介しますので総額費用は各々でご算出ください。

店舗物件の賃貸費用

店舗物件を借りる場合、保証金・敷金・礼金・仲介手数料などの諸費用が必要です。

福岡県の例では、立地で違いますが賃貸料の4~7か月分というケースが多いようです。

内装工事費用

レストランの内装工事費は、広さ・設備内容・工事範囲等によって大きく変動します。

その前提で一般的な相場は、1坪あたり25~60万円程度が工事費の目安になります。

内装工事費は、開業資金全体の中でも大きなウェイトを占めます。

上記の金額以下でも、工夫次第で希望のレストランを完成させることは可能だと思います。

内装工事業者と相談しながら、予算内に収まるように工事を進めましょう。

レストランの内装工事は下記のページを参考にしてください。

レストラン内装工事の基礎知識

厨房機器等の備品費

レストランで提供するメニューから、必要な厨房機器等を検討して導入します。

厨房機器の購入費用を抑える為に中古を活用する方法もあります。

その場合は、メンテナンスコストを含め慎重に検討しましょう。

客席用什器・食器類等の備品費

客席用のテーブル・イス類と会計用のカウンター・食材ケース等の備品費です。

また、調理器具や食器類はメニューやコンセプトに合わせて準備しましょう。

広告宣伝費など

新規オープンの広告は、告知する絶好の機会ですので積極的に発信しましょう。

<主な販促・広告方法>

  • チラシ広告
  • 雑誌・フリーペーパー・新聞
  • ホームページ
  • SNS広告・ブログ
  • ポータルサイト掲載
  • 看板

※上記の中から、複数の販促・広告手段を選び発信しましょう。

【エキテン】無料であなたのお店を掲載しませんか

飲食店経営の強い味方! 月額1,100円(税込)で始めるホームページ

ラクスルならチラシ印刷がなんと1枚1.4円から!

その他の費用

  • 食材などの仕入れ費用
  • 消耗品費
  • レジ・PC・電話等の事務備品
  • 音響設備など

運転資金

店舗賃貸料(数か月分)や光熱費・人件費・生活費などを想定して準備しましょう。

※以上が、福岡でレストランを開業する際の開業資金の目安(項目)になります。

新たに事業を始めようとすると、開業資金や毎月の固定費等の様々な支出が発生します。

下記のページでは、開業資金や毎月の固定費を抑える方法をご紹介しています。

余裕を持って事業をスタート出来るように、ご紹介するコスト削減案を参考にご覧ください。

起業・開業資金を抑える方法(福岡県版)

備品も消耗品も1点から卸価格で購入出来るスーパーデリバリー 100万点以上の商品を掲載。

福岡でレストランを開業するまでの手順

レストランを開業するまでに必要な準備と手順(案)を参考にご紹介します。

開店までのスケジュールが見えてないと、開業資金の増加や開業日の遅れにもつながります。

開店予定日から逆算して計画を立て、スケジュールに沿って準備を進めましょう。

手順(1)知識や技術の習得

レストランを開業するために必要な知識や技術を習得します。

十分な調理技術のある方は、最寄りの商工会等で経営の知識を身につけましょう。

手順(2)コンセプトを決める

集客したいお客様をイメージしてレストランのコンセプトを考えましょう。

コンセプトとは、経営の基本的な方針で「売り」を一言で表すのものです。

明確なコンセプトが集客のポイントにもなりますので慎重に検討しましょう。

<コンセプトを考えるヒント>

  1. メインのお客様層をイメージする。
  2. レストランの形態を考える。
  3. お客様の利用目的(来店動機)
  4. 出店する場所(立地)を考える。
  5. 店舗全体の印象(店舗イメージ)
  6. メニュー構成及び看板メニューを考える。
  7. メニューごとの料金を決める。(平均客単価)
  8. 営業時間(メインの時間帯)

※コンセプトを決める際は、お客様の目線で多くのレストランを見て参考にしましょう。

手順(3)市場調査及び立地検討

コンセプトに沿ったおおよそのエリアで市場調査を行い立地を検討します。

条件に合うエリアに実際に出かけ人の流れを確認しながら市場調査を行いましょう。

※昼と夜、平日と休日での変化も合わせて確認することをおすすめします。

手順(4)事業計画書の作成

事業計画書とは、開業の目的・資金計画・収支計画等を記載した経営計画書のことです。

開業時に融資を受ける方は、事業計画書の提出を求められますので作成しましょう。

自己資金で開業予定の方も、経営の指針になりますので事業計画書を作成しましょう。

手順(5)資金計画及び資金準備

レストランを開業する為の資金計画を立てて資金を準備します。

自己資金で不足する分は、融資を受ける等の調達方法を検討します。

<資金調達方法(参考)>

  1. 日本政策金融公庫の融資を受ける。
  2. 地域や業種にこだわらず、幅広い融資を行っています。

  3. 自治体の融資制度を活用する。
  4. 福岡県や各市町村等の自治体が融資支援をするものです。

  5. 補助金や助成金を活用する。
  6. 原則「返済不要」ですので、活用できるか確認しましょう。

  7. 出資を受ける。
  8. 会社等の法人の形態であれば、出資を受ける方法もあります。

※以上が、レストランを開業する際の主な資金調達方法です。

融資に必要な書式などは、各金融機関や自治体にあります。

その書類を事前に取得して計画に必要な内容を把握しておくことが大切です。

福岡で起業・開業時に役立つ情報

手順(6)店舗の決定

市場調査及び立地検討の情報を元に、限定したエリア内で店舗物件を探しましょう。

店舗の立地は、レストランの売上を大きく左右しますので慎重に決定しましょう。

また、物件を契約する前には周辺の家賃相場もチェックしてください。

手順(7)内装工事業者を決める

工事を依頼する時は、レストランの内装イメージを具体的に伝えることが重要です。

可能であれば、簡単なレイアウト図とイメージに近い店舗の写真等を準備しましょう。

レストランの内装は、集客にも影響を与えますので詳細部分まで打合せを行いましょう。

レストラン内装工事の基礎知識

手順(8)営業許可申請(事前相談)

福岡でレストランを開業するには、営業許可の申請手続きが必要です。

内装工事の着工前までに計画図面を持って保健所へ事前に相談しましょう。

※計画図面は内装工事業者へ相談のうえ準備してください。

手順(9)メニューを決める

コンセプトに沿って、お客様に提供するメニューを具体的に決定します。

この時に大切なことは、売り上げの中心になる看板メニューを決めることです。

看板メニューは、立地(オフィス街や住宅街等)によってもお客様のニーズが変わります。

競合店や近隣店舗をしっかりと研究して看板メニューを作りましょう。

手順(10)什器や備品を準備する

メニュー決定後に必要な厨房機器・什器・備品類をリストアップし準備します。

※許可やレイアウトに関連する場合は、内装業者と綿密に打合せを行いましょう。

手順(11)営業許可申請(本申請)

内装工事完成後(厨房設備含む)に、保健所へ飲食店営業許可申請を行います。

管轄の保健所に申請後、立合い検査の後に合格した店舗に飲食店営業が許可されます。

手順(12)食材等の仕入れ先を決める

レストランで提供するメニューに応じて、食材やドリンク類などの仕入先を決めます。

新鮮な食材を安定的に仕入れできるように慎重に検討しましょう。

手順(13)販促・広告

レストランの開業日が近づいてきたら、集客に向けて販促・広告の準備を行います。

オープン広告は、告知する絶好の機会ですので積極的に発信しましょう。

福岡の店舗・飲食店向け|集客方法まとめ

手順(14)レストラン 開店

レストランのオープン時に、スムーズに営業できるようにシミュレーションを行いましょう。

友人・知人・関係者の方をご招待してプレオープンを行うことをおすすめします。

※ラクスルノベルティは、オープン記念のグッズをネットで格安で作れるサービスです。

【業界最安級】ラクスルノベルティ

※以上が、レストランをオープンするまでに必要な準備と手順です。

オープンまでのスケジュールを明確にして開店までの準備を進めましょう。

店舗運営で役立つ便利ツールのご紹介

スマレジは0円から導入できる、圧倒的高機能なクラウドPOSレジです。

※スマレジの基本機能をさくっと早わかり!無料ダウンロード

※レジ導入について「調べる時間が無い方」にオススメ!「スマレジ」 無料オンライン相談

「福岡でレストラン開業」まとめ

以上が、レストランを開業するまでの手順・許可・開業資金の目安等のポイントです。

レストランに限らず、新規開業して事業を継続していくのは簡単なことではないと思います。

開業前に事業計画を立てる際は、少し厳しめの数字で組むことをおすすめします。

そして、余裕を持って事業をスタート出来るように様々なコスト削減案を検討しましょう。


「福岡スタートアップなび」TOPページへ

タイトルとURLをコピーしました