古着屋を開業するまでの流れや資格・開業資金の目安等、参考になるポイントをまとめています。
古着屋の経営環境は、現在、個人売買やネットショップ等との競合で厳しい状況になっています。
しかし、他方では「古着購入に対する抵抗の薄れ」もあり、市場全体としては拡大しています。
古着屋を開業して成功している方の特徴は、特定のブランドやジャンルに絞って営業しているお店が多いようです。
古着屋の開業をご検討中の方は、競合店との差別化ポイントを明確にしてお店のコンセプトを決めましょう!
<目次>
*福岡以外の方も、古着屋開業に向けて参考になりますのでご覧ください。
古着屋を開業する際は「古物商許可」の申請が必要になります。
所在地を管轄する警察署保安係に申請をして、公安委員会の許可を受けます。
申請書類を提出後、およそ30日~40日程度で許可・不許可が決定します。
許可申請に必要な書類
*HP等で、古物を販売する場合は、別途に「URLの使用権原疎明資料」が必要です。
*申請書類の内容は、管轄の警察署で異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
古物商許可の申請手続きでは煩雑な書類作成が必要になります。
書類の作成・申請が不安の方は、当サイトでも行政書士をご紹介するサービスを提供しています。
古着屋を開業するまでの流れを参考にご紹介します。
開店までの全体的なスケジュールが見えてないと、開業資金の増加や開業日の遅れにもつながります。
開店予定日から逆算して計画を立てて、スケジュールに沿って準備を進めましょう。
コンセプトとは、古着屋を経営する上で全体を通した基本的な考え方です。
コンセプトを決める時に大切なことは、メインのお客様層をイメージして扱う商品のジャンルを決めることです。
コンセプトが決まらないと、商品構成や立地・内装・ファサード(店舗外観)等が決まりません。
明確なコンセプトが、集客のポイントにもなりますので慎重に検討しましょう。
コンセプトに沿ったおおよそのエリアで、市場調査を行い立地を検討します。
条件に合うエリアに実際に出かけ人の流れ(昼と夜、平日と休日での変化)を確認しながら、市場調査を行いましょう。
事業計画書とは、開業の目的・資金計画・収支計画等を記載した経営計画書のことです。
開業時に融資を受ける予定の方は、事業計画書の提出を求められます。事前に検討して作成しましょう。
古着屋を開業する為の資金計画を立てて、融資手続の準備を始めます。
*自己資金で不足する分は、融資を受ける等の調達方法を検討します。
<調達方法例>
地域や業種にこだわらず、幅広い融資を行っています。
福岡県庁や各市町村等の自治体が融資支援をするものです。県庁や各市町村のホームページでご確認ください。
国や自治体が制度を設けています。原則「返済不要」ですので、活用できるか確認しましょう。
「2.市場調査及び立地検討」の情報を元に、限定したエリア内で店舗物件を探します。
店舗の立地は、古着屋の売上を大きく左右しますので慎重に決定しましょう!
また、物件を契約する前には、必ず周辺の坪当たりの家賃相場もチェックしてください。
*店舗を契約する際は、事前に内装業者と一緒に物件確認することをお勧めします。
所在地を管轄する警察署に申請をして、公安委員会の許可を受けます。
許可取得まで30日~40日程度必要ですので、余裕を持って申請手続きを行いましょう。
古着屋の内装は、集客にも影響を与えますので、イメージに近い店舗を完成させましょう!
古着屋の内装工事については、下記のページが参考になります。
什器(陳列台や棚など)やレジカウンター等の備品類を準備します。
既製品の金属製のユニット棚のような、チープに見えるものは避けましょう。
*什器類やフィッティングルーム(試着室)を内装工事に含める場合は、内装業者と綿密に打ち合わせを行いましょう。
古着屋のコンセプトに沿って、商品構成を決めて仕入先を確保します。
仕入れは、古着屋の業務で大切なポイントですので、半年ほど前から準備をはじめましょう!
商品を仕入れる方法としては・・
その他、「日本古着小売業協同組合」も設立されていますので確認してみましょう!
*ショップコンセプトに沿って、妥協せずに仕入先を検討することが重要です。
古着屋のの開業日が近づいてきたら、集客に向けて販促・広告の準備を行いましょう。
古着屋の開店準備が整ったら、友人・知人・近所の方・業者関係の方をご招待してプレオープンを行いましょう!
*以上が、古着屋を開業するまでの準備と流れになります。
福岡で古着屋を開業する際の開業資金の目安をご紹介します。
開業資金は、店舗の広さ・内装デザイン・立地条件等によって変動します。
下記では、開業資金の主な支出項目をご紹介しています。
総額の費用については、各々の項目を参考にご自身でシュミレーションしてください。
<店舗賃貸物件取得費>
店舗物件を借りる際は、保証金・敷金・礼金・仲介手数料などの諸費用が必要です。
福岡県の場合、諸費用の総額は立地によって違いますが、賃貸料の4~7か月分というケースが多いようです。
<内装工事費用>
古着屋の内装工事費は、施工面積・設計デザイン・設備の内容等で違ってきます。
その前提で一般的な相場としては、1坪あたり20~30万円程度が内装工事費の目安になります。
工事費用を抑える為に、DIYで工事をして部分的にプロに内装工事を依頼する方法もあります。
しかし、その場合は、どうしても店舗の印象が雑多になってしまいます。
内装工事会社に依頼することで、統一感のある内装になりますので、慎重に検討しましょう!
また、内装工事費は開業資金全体の中でも大きなウェイトを占めます。
内装工事業者と相談しながら、予算内に収まるように工事を進めましょう!
古着屋の内装工事については、下記のページが参考になります。
<什器・備品費など>
什器やレジカウンター・レジ・パソコン・電話等の備品類の費用です。
<商品仕入れ費>
ショップコンセプトに沿って、商品を仕入れします。
開店当初は、特に商品点数が古着屋の魅力にもなりますので、まとまった金額が必要になります。
<広告宣伝費>
新規オープンの広告は、告知する絶好の機会ですので予算を組んで積極的に発信しましょう!
<主な販促・広告方法>
上記の中から、複数の販促・広告手段を選び集客に繋げましょう。
<音響機器>
売り場の演出や居心地の良い空間作りには、音響機器が重要な役割を果たします。
<消耗品費>
ラッピング材料などの消耗品費です。
古着屋のロゴデザインは、口コミでの販促に繋がりますので重要です。
<運転資金>
店舗賃貸料(数か月分)や光熱費・人件費・生活費などを想定して準備しましょう!
*以上が、福岡で古着屋を開業する際の開業資金の目安になります。
古着屋を開業して成功するには、競合店との差別化ポイントを明確にして、積極的に発信することが大切です。
古着屋は、開業までに多くのことを準備・検討・決定する必要があります。
また、事業を開始すると、会計・決算や雇用関係等の煩雑な業務が発生します。
そのような場合に頼りになるのが、内装業者・税理士・社会保険労務士・行政書士等の専門家です。
当サイトでは、福岡で古着屋を開業予定の方や事業を始められた方に各分野の専門家をご紹介するサービスを提供しています。
例えば・・
など、起業・開業前後の諸課題解決に向けて、各分野の提携専門家をご紹介致します。
サービスの運営は、自治体等と協力して安全安心まちづくりの活動を続けている事務局が行っていまので安心してご利用いただけます。
専門家をご紹介する費用は無料ですのでご活用ください。