音楽教室・ピアノ教室を開業するまでの準備・開業資金の目安等、参考になるポイントをご紹介しています。
また、開業時に特に注意が必要な項目についても、ご紹介しています。
音楽教室やピアノ教室は、他の業種と比較して個人での開業が多いことが特徴のひとつです。
その理由としては、個人の実績や活動・受賞歴が、教室の運営にプラスの影響があるからです。
福岡県内では、ピアノ・ギター・バイオリンの順に教室数が多く、専門的に学ぶ方の他に趣味で楽しむ方も増えています。
アプローチする年齢層も様々ですので、ご自身の強みを活かした事業計画を慎重に検討しましょう。
<目次>
音楽教室・ピアノ教室を開業する時に注意が必要なことは騒音の問題です。
室内の練習音が騒音にならないようにすること、及び屋外からの騒音が練習に支障ないようなレベルにすることが重要です。
特に、マンション等の集合住宅で教室を開業予定の方は、防音対策をしっかり行わないと騒音の問題が発生してクレームになることが多いです。
建物を設計する場合、マンション等の集合住宅では、遮音性能が一級のD-50程度が標準的です。
したがって、ピアノなどの楽器を演奏する場合は防音工事が必要になるわけです。
また、音には空気を伝播してくる「空気伝播音」と、壁・床・天井等の物体内を伝播する「固体伝播音」があります。
固体伝播音は、その物体が振動することで音が伝播するので、壁などを厚くするだけでなく防振構造が必要となります。
以上のことから、マンション等で教室を開業する際は、防音・防振対策が必要不可欠となります。
音楽教室・ピアノ教室を開業するまでに必要な準備を参考にご紹介します。
オープン予定日から逆算して計画を立てて、スケジュールに沿って準備を進めましょう。
メインになる生徒をイメージして方向性とコンセプトを決めましょう。
具体的には、教室の「特徴や売り」を一言で表すのがコンセプトです。
賃貸店舗の場合は、コンセプトに沿ったおおよそのエリアで、市場調査を行い立地を検討します。
事業計画書とは、開業の目的・資金計画・収支計画等を記載した経営計画書のことです。
開業時に融資を受ける予定の方は、事業計画書の提出を求められます。事前に検討して作成しましょう。
教室を開業する為の資金計画を立てて資金を準備します。
*自己資金で不足する分は、融資を受ける等の調達方法を検討します。
市場調査の情報を元に、限定したエリア内で店舗物件を探して決定します。(賃貸の場合)
物件を契約する前には、必ず周辺の坪当たりの家賃相場もチェックしてください。
音楽教室・ピアノ教室の内装には「快適さ」「清潔さ」「練習のしやすさ」等が求められます。
また、立地によっては、防音対策にある程度の予算が必要になる場合がありますので注意が必要です。
音楽教室・ピアノ教室の内装工事については、下記のページが参考になります。
教室を開業・運営する際に必要な備品類を準備します。
開業日が近づいてきたら、集客に向けて販促・広告の準備を行います。
オープン広告は、告知する絶好の機会ですので予算を組んで積極的に発信しましょう。
※以上が、音楽教室・ピアノ教室を開業するまでに必要な準備です。
オープンまでのスケジュールを明確にして開店までの準備を進めましょう。
当サイト「福岡起業・開業なび」では、音楽教室・ピアノ教室を開業予定の方に、内装業者・税理士・行政書士等をご紹介するサービスを提供しています。
サービスの運営は、自治体等と協力して安全安心まちづくりの活動を続けている事務局が行っていまので安心してご利用いただけます。
福岡で音楽教室・ピアノ教室を開業する際の開業資金の目安を参考にご紹介します。
開業資金は、教室の広さ・内装デザイン・立地条件等によって変動します。
下記では、開業資金の主な支出項目をご紹介しています。
総額の費用については、各々の項目を参考にシュミレーションしてください。
<物件の賃貸費用>
店舗物件を借りる場合は、保証金・敷金・礼金・仲介手数料などの諸費用が必要です。
福岡県の場合、諸費用の総額は立地によって違いますが、賃貸料の4~7か月分というケースが多いようです。
<内装工事費用>
音楽教室・ピアノ教室の内装工事費用は、その工事範囲によって大きく変動します。
待合室等を新たに造作する場合は、1坪あたり20万円程度が内装工事費の目安になります。
ただし、近隣の状況から防音工事が必要な場合は、防音性能によっては大きな予算が必要になります。
<音響設備工事費用>
音楽教室・ピアノ教室で音響設備が必要な場合は検討して導入しましょう。
教室の広さや機器のグレードによりますが、音響設備工事費は約20万前後が目安になります。
<什器・備品費など>
机・椅子・ホワイトボード・PC・レジ・電話等の備品類の費用です。
<広告宣伝費など>
新規オープンの広告は、告知する絶好の機会ですので予算を組んで積極的に発信しましょう。
<主な販促・広告方法>
上記の中から、複数の販促・広告手段を選び集客に繋げましょう。
<運転資金>
店舗賃貸料(数か月分)や光熱費・人件費・生活費などを想定して準備しましょう。
*以上が、福岡で音楽教室・ピアノ教室を開業する際の開業資金の目安になります。
音楽教室・ピアノ教室の経営では、オープン当初の集客とそのお客様の定着化が一番の課題になります。
生徒に選ばれる為のコンセプトや方向性・サービスを検討して積極的に発信しましょう。
音楽教室・ピアノ教室は、開業までに多くのことを準備・検討・決定する必要があります。
時間の制約がある中で、開店までの準備を進めていくには経営者の負担も大きいと思います。
また、事業開始後は、会計・決算や雇用関係等の煩雑な業務が発生します。
そのような場合に頼りになるのが、税理士・社会保険労務士・行政書士・内装業者等の専門家です。
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