音楽教室・ピアノ教室の開業をお考えの方へ
福岡で音楽教室・ピアノ教室を開業するまでの準備・開業資金の目安等、ポイントをまとめています。
福岡県内の音楽教室は・・
- ピアノ教室
- ギター教室
- バイオリン教室
の順に教室数が多く、専門的に学ぶ方の他に趣味で楽しむ方も増えています。
アプローチする年齢層も様々ですので、ご自身の強みを活かした教室運営を検討しましょう。
音楽教室を開業する時の注意点とは?
音楽教室・ピアノ教室を開業する時に注意が必要なことは防音(騒音)の問題です。
特に、マンション等で教室を開業予定の方は、防音対策を行わないと騒音の問題が発生してクレームになることがあります。
仮に、教室全体で防音対策を行うと遮音(防音)性能で違いますが高額な工事費用が必要になります。
防音工事が最小限度で済むように、教室を開業する前に近隣の状況を確認しましょう。
音楽教室・ピアノ教室 開業資金の目安
福岡で音楽教室・ピアノ教室を開業する際の開業資金の目安を参考にご紹介します。
開業資金は、開業方法・広さ・内装設備・立地条件等の諸条件によって変動します。
こちらでは、開業資金の主な支出項目をご紹介しますので総額費用は各々でご算出ください。
※レッスン用の楽器類は別途です。
物件の賃貸費用
店舗物件を借りる場合は、保証金・敷金・礼金・仲介手数料などの諸費用が必要です。
福岡県の例では、立地で違いますが賃貸料の4~7か月分というケースが多いようです。
内装工事費用
音楽教室・ピアノ教室の内装工事費用は、その工事範囲によって大きく変動します。
待合室等を新たに造作する場合は、1坪あたり20万円程度が工事費の目安になります。
また、近隣の状況から防音工事が必要な場合は、防音性能によっては大きな予算が必要になります。
内装工事費は、音楽・ピアノ教室の開業資金全体の中でも大きなウェイトを占めます。
内装工事業者と相談しながら、予算内に収まるように工事を進めましょう。
音楽・ピアノ教室の内装工事は下記のページを参考にしてください。
音響設備工事費用
音楽教室・ピアノ教室で音響設備が必要な場合は検討して導入しましょう。
広さや機器のグレードによりますが、音響設備工事費は約20万前後が目安になります。
什器・備品費など
机・椅子・ホワイトボード・PC・レジ・電話等の備品類の費用です。
広告宣伝費など
新規オープンの広告は、告知する絶好の機会ですので積極的に発信しましょう。
<主な販促・広告方法>
- チラシ広告
- 雑誌・フリーペーパー
- ホームページ
- ショップカード
- SNS広告・ブログ
- 看板
※上記の中から、複数の販促・広告手段を選び集客に繋げましょう。
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運転資金
店舗賃貸料(数か月分)や光熱費・人件費・生活費などを想定して準備しましょう。
※以上が、音楽教室・ピアノ教室を開業する際の開業資金の目安(項目)になります。
新たに事業を始めようとすると、開業資金や毎月の固定費等の様々な支出が発生します。
下記のページでは、開業資金や毎月の固定費を抑える方法をご紹介しています。
余裕を持って事業をスタート出来るように、ご紹介するコスト削減案を参考にご覧ください。
音楽・ピアノ教室を開業するまでの準備
音楽教室・ピアノ教室を開業するまでに必要な準備と手順(案)を参考にご紹介します。
開店までのスケジュールが見えてないと、開業資金の増加や開業日の遅れにもつながります。
開店予定日から逆算して計画を立ててスケジュールに沿って準備を進めましょう。
手順(1)コンセプトを決める
コンセプトや方向性を決める際は、メインになる生徒をイメージしましょう。
コンセプトとは、教室運営の基本的な考え方で「売り」を一言で表すのものです。
明確なコンセプトが集客のポイントにもなりますので慎重に検討しましょう。
手順(2)市場調査及び立地検討
賃貸店舗の場合は、コンセプトに沿ったエリアで市場調査を行い立地を検討します。
対象の生徒になる学校等の校数や場所も事前に把握するようにしましょう。
手順(3)事業計画書の作成
事業計画書とは、開業の目的・資金計画・収支計画等を記載した経営計画書のことです。
開業時に融資を受ける方は、事業計画書の提出を求められますので作成しましょう。
自己資金で開業予定の方も、経営の指針になりますので事業計画書を作成しましょう。
手順(4)資金計画及び資金準備
教室を開業する為の資金計画を立てて資金を準備します。
自己資金で不足する分は、融資を受ける等の調達方法を検討します。
<資金調達方法(参考)>
- 日本政策金融公庫の融資を受ける。
- 自治体の融資制度を活用する。
- 補助金や助成金を活用する。
- 出資を受ける。
地域や業種にこだわらず、幅広い融資を行っています。
福岡県や各市町村等の自治体が融資支援をするものです。
原則「返済不要」ですので、活用できるか確認しましょう。
会社等の法人の形態であれば出資を受ける方法もあります。
融資に必要な書式などは、各金融機関や自治体にあります。
その書類を事前に取得して計画に必要な内容を把握しておくことが大切です。
手順(5)店舗の決定
市場調査の情報を元に、限定したエリア内で店舗物件を探しましょう。(賃貸の場合)
店舗の立地は、教室の売上を大きく左右しますので慎重に決定しましょう。
また、物件を契約する前には必ず周辺の坪当たりの家賃相場もチェックしてください。
手順(6)内装工事業者を決める
音楽教室・ピアノ教室の内装には、快適に練習できる環境が求められます。
快適な練習環境とは?
- 室内の練習音が騒音にならないようにする。
- 屋外からの騒音が練習に支障がないようにする。
ことです。
立地によっては、防音対策の予算が必要になる場合がありますので注意が必要です。
防音工事が最小限度で済むように、店舗を借りる前に近隣の状況を確認しましょう。
手順(7)必要な備品類を準備する
教室を開業・運営する際に必要な備品類を準備します。
具体的には・・
- 音響機器
- 机・椅子・ホワイトボード
- PC・電話、ロッカー
などです。
手順(8)販促・広告
開業日が近づいてきたら、集客に向けて販促・広告の準備を行います。
オープン広告は、告知する絶好の機会ですので予算を組んで積極的に発信しましょう。
手順(9)音楽・ピアノ教室開業
開業後に、スムーズにレッスンできるようにシミュレーションを行いましょう。
友人・知人・関係者の方をご招待してプレオープンを行うことをおすすめします。
※ラクスルノベルティは、オープン記念のグッズをネットで格安で作れるサービスです。
※以上が、音楽教室・ピアノ教室を開業するまでに必要な準備と手順です。
オープンまでのスケジュールを明確にして開業までの準備を進めましょう。
「音楽教室・ピアノ教室開業」まとめ
以上が、音楽教室・ピアノ教室を開業するまでの準備・開業資金の目安等のポイントです。
音楽教室・ピアノ教室を開業する場合、実績や活動歴が教室運営にプラスに影響します。
教室運営では、開業当初の生徒集めが課題ですので実績のある方は積極的に発信しましょう。
教室運営が楽になるツールのご紹介
※教室の予約・連絡・集金等の業務を楽にする便利なツールです。ご活用ください。